まさか自分が遠距離恋愛をするようになるなんて、 少し前の私は想像なんてしてなかった。
「遠距離恋愛は無理、私にはできないだろうなぁ」
女性誌の恋愛特集で遠距離恋愛のことが書かれていたり、 海外に住む彼と数年来の遠距離恋愛をしている女友達の話を聴く度に、 いつも心の中でそう思っていた。
その私が遠距離恋愛をしている。
ほぼ一緒に住んでいたから、友達と会う予定がある日は帰りの時間を気にしてた。 話が盛り上がって終電近くなると、先に帰っている彼から連絡が入ったり。 少しの束縛と心配。 お互いを好きだからこその行動が、時に面倒になる瞬間もあった。
離れて過ごしてから、帰る時間を気にせずに、好きなだけ友達と飲める自由さがあって、 「こういうの久々」と、楽しかったけど、それも最初の数日だけ。 段々と、彼が近くにいないってことを実感し出すと、なんとな〜く寂しくなって。
その分を埋めるかのように、毎晩する電話。 1日に起きたことを報告し合うと、あんなにマンネリしていた二人の空気に、 新鮮な空気が蘇ってきた感じがした。
現実的な話、遠距離恋愛にはお金がかかる。 お互いが暮らす場所へと移動するための新幹線代がまず高い。 そして電話代。 遠距離恋愛手当てが欲しいくらいだけど、一ヶ月のお給料は決まっているから、 その中でやりくりするためのアイデアや工夫が必要。
まず、ランチ代。 外食に頼っていたけど、お弁当を持っていくようになった。 そして電話はウィルコムを買って、それを2人の専用電話にすることにした。
全てはできるだけ一緒にいる時間が持てるように・・・、 そういう思いからすること。 離れているから、できるだけ心配させたくない。 離れているから、信用してもらうように努力しよう。 そんなことをぐるぐる、ぐるぐる考える。
離れたからこその思いやりを実感、実行している。
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