いよいよ
彼が今いる場所を離れる日が決まった。
約1年、週の半分以上を一緒に過ごした彼の家ともお別れだ。
彼の好みで付けていた照明を、元の照明に付け替える。
蛍光灯の光に変わったその部屋は、誰か別の人の部屋のよう。

大きなダンボールにこまごましたもの、書類、本を詰めていく彼。
地層のように積み上げられたそれらがなくなって、床が見える。
そして、いつの間にか増えていた私の洋服、化粧品、本・・・。
少しずつゆっくりと大きな袋に詰めて、その家からもといた場所へと運び出す。

実家に帰ることに決めたから。
でも別れるつもりはないよ。
だから泣かなくていいんだよ。

そう彼は言ったけど、遠距離になる不安がたくさんこみあげる。
でも大丈夫。
不安と大丈夫が交互にやってくるから、彼からのちゃんとした「大丈夫」の行動が欲しくなる。

離れる日までのカウントダウンが始まって、私たちは色々話し合った。
怒ったり、泣いたり、謝ったり、笑ったり。
色んな気持ちをぶつけ合い、少しの待ち時間の末、やっと1つの答えが出た。

彼が実家に戻る日、私も一緒に行くことになった。
ひとまずの顔合わせ。
彼の両親への顔見せということ。
実感がないけれど、そういうことになった。

そしてしばらくは遠距離を続ける。
いつまた物理的に一緒にいられるようになるのかは分からない。
先のことは分からない。
きっとそれは今までの付き合いをしていたって同じことだったかもしれない。

ただ1つ、先につながる良いイメージを持ち続けること、
彼とそのイメージを信じること、
今はそれしかできない気がする。

離れる不安はやっぱりあるけれど、離れてみないと分からないこともきっとあるはず。
そう思いながら、離れる日を迎えることにする。
【2006/02/28 16:38】 | 一緒 | トラックバック(1) | コメント(0)
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さて、授業を始めます。卒業生を送ってからずっと寂い思いをしていた。なにか居場所のない思いがしていた・・・・ 奈保美【2006/04/19 16:44】
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